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企業再編(1)
平成18年5月施行の会社法により、企業再編に関する手続きの要件が緩和され、今日では、企業再編を活用する会社が増えています。今回はこの企業再編についてご説明します。
1. 企業再編とは?
企業再編は大きく分けて、「統合」と「分離」の2つに分けられます。統合は、異なる企業で営まれている事業を、1つの会社にまとめることで、具体的には「合併」などがあてはまります。分離は、複数の事業を営む企業が、その事業のいずれかを外部企業へ移管することをいいます。具体的には「会社分割」「事業譲渡」などがあてはまります。
では、「統合」と「分離」にはどういった効果がみられるのでしょうか。
2.事業の統合の効果
(1)事業規模の拡大
(2)業績面におけるシナジー効果
(3)管理コストの削減
(4)事業承継
(5)管理・責任所在の明確化
(6)事業・企業再生
(7)節税効果
3.事業の分離の効果
(1)効率化の徹底
(2)管理・責任所在の明確化
(3)事業特化によるコアなノウハウの蓄積
(4)不採算部門の切り離し
(5)ノンコア部門の切り離し
(6)相続対策(兄弟間の争いを回避するための分割等)
(7)事業・企業再生
(8)節税効果
4.分離と統合は表裏一体
効果をみると、分離と統合は重複する項目が多いことがわかります。分離の具体例としてあげた「会社分割」、「事業譲渡」などは、事業を移す側からすると「分離」に整理されますが、事業を譲り受けた側からみると、統合として考えることもできます。よって企業再編の手法の大半は統合と分離の両方の機能を持っているといえます。
次回からはこれらの企業再編の具体例について述べたいと思います。
(本田)



