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減価償却制度の見直し


 政府税制調査会では、2007年度の税制改正に向けて審議がなされていますが、そのなかで減価償却制度の政府案の大枠が明らかになりました。
 今回はこの減価償却制度の見直しについてご説明します。
  
1.減価償却とは?
 建物や機械、車両など年数を経過するに従ってだんだん価値が低下する(減価する)資産について、何年かかけて費用として計上する仕組みです。
 減価償却の期間は、資産の種類ごとに「法定耐用年数」が決まっており、この法定耐用年数に基づいて、経費計上されます。
 償却の方法については。「定額法」(毎年一定額を均等に償却する)方法と、「定率法」(毎年一定割合を償却する)方法の2種類があります。

2.改正案の内容
 現行の減価償却制度では、最終的に費用計上できるのは、購入価格の95%まででしたが、今回の見直しにより、100%償却が可能になる見込みです。
 またこれは新規取得分だけでなく、既存の設備についても適用されます。
 その他設備の償却期間(法廷耐用年数)の短縮も検討されています。

3.今後検討される事項
その他2007年度税制改正としては、下記の事項について検討されています。
(1)証券税制の見直し
株式投資の軽減税率を継続するかどうか、検討されています。
利益区分 本来の税率 軽減税率 期限
株式 譲渡益 20% 10% 2007年末
配当 10% 2008年3月
(2)法人税率の引き下げ
 現行の法人税の実効税率約40%を欧州並みの30%半ばまで引き下げる。これにより、「法人税減税→企業の競争力強化→経済活性化→税収増」を図ろうという算段です。ただし、法人税率の引き下げは財政面の負担も大きくなるため、本格的な導入は2008年以降になると思われます。

(本田)

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