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相続の現場からのメッセージ


BAMCグループ、パートナーの西村です。

相続や事業承継の専門家として日々仕事をさせていただいているなかで、現場で起こる出来事や感じたことを皆さんにご紹介させていただきます。


〜父が経営者する企業に勤める兄弟の仲は?〜

先日ある方の紹介で、名前を聞けば皆さんどなたでも知っている有名企業の専務にお会いさせていただきました。
年齢は40代、ゴルフを愛するスポーツマンの専務。
じつは数年前、社長である父が他界し、長男である兄が代表取締役社長となり、次男である彼が専務取締役となったのです。

相続の関係で相談を希望されているとのお話。
この手の相談は非常に多く、正直またか..と思いました。
企業の覇権を巡る兄弟間の抗争..

どうして父親は兄弟二人に一つしかない会社に入社させてしまうのだろう。
これは多くの現場を見て感じる率直な私の感想です。

先日相続申告の依頼をいただいたお客様でも、父亡き後、兄が弟を会社から追い出すという事件が起きました。母親は弟側につき、兄 VS 母・弟の遺産分割紛争へと発展し、話し合いはもつれています。

残念ながら親が考えているほど子供達は仲がいいものではないと感じてしまう場面に多く出会います。

しかし、この専務は違いました。

彼の相続の相談は、父亡き後、母兄弟力を合わせ生きていくためにも、母親と兄弟一族みんなが一緒に住む家を建てたい、ついては資金の出し方など相談に乗っていただきたいとのことでした。

お酒の席でも「父が残したこの会社を通じて、社会に貢献していくためにも兄や母を支えていきたい!」と熱く語る専務。

彼は酔っ払うと、いつも私に話すことがあります。

「俺は子供のころ悪さばかりして頭も悪く、運動しかできないガキだった。それにくらべ兄は頭もよく勉強もでき学校の先生からよく褒められ、俺は、○○の兄貴はあんなに優秀なのにお前は..とよく言われたもんだったが、生まれてからこの方一度も両親からは兄貴と比較されたことはなかった!こんな悪ガキの俺でも両親は兄と同様とても大切に育ててくれた。」

そんな悪ガキの彼が、今は誰もが知るこの有名企業の実務のトップ牽引役。

こんな家族もいるのです。

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